強清水

峠の茶屋とワンセット。ぴかぴかの上屋の湧水。

(福島県会津若松市河東町八田下ノ家)

今回の旅で最初の訪問地となった河東町の強清水(こわしみず)は、猪苗代湖方面から会津若松市に入る峠にある。

最初の訪問地が湧水だったというのは今回の旅を暗示するものでもあった。意図したわけではないのだけれど、今回の旅は湧水をたくさん訪れることになる。先々の湧水で500mlのペットボトルに水を汲んでゆくと、車中でとる水分はすべてその水だけで間に合ったほどだ。

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強清水の周辺には5~6軒の土産物屋(峠の茶屋?)があり、現在でも商売を続けているところを見るとそれなりに観光客が訪れるのだろう。

公営の駐車場などはなく、見学には土産物屋の駐車場に駐車するようなかたちだが、私はどうもこの手のシステムが苦手だ。この日はまだ早朝だったので、土産物屋は開店していなかったのでよかったのだが‥‥。

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ふくしまの水30選にも選ばれていて、湧水の上屋は立派だ。

地元の人が清掃した直後なのだろう。石畳の床が濡れていた。

源泉の部分は黒御影石でぴかぴかだ。ゴミが入らないようにアクリルのカバーがかぶせられている。ここまできれいだと、ちょっと興ざめな気持ちもしてくるが。

(1999年08月22日訪問)