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ホーム長良川・飛騨の旅(その1)日龍峰寺

日龍峰寺

山奥にたたずむ古刹。懸崖造の本堂と鎌倉期の多宝塔。

(岐阜県関市神野)

地図・MAP
 
   

日龍峰寺は関市の北側に接する武儀町(むぎちょう)にある古刹。またの名を高沢(たかさわ)観音ともいう。

武儀町は長良川の谷ではなく、今回の旅の行程からはずれているので、もともと立ち寄る予定ではなかった。なにしろ関市を見た後、その日のうちに美濃市、郡上八幡町まで行く予定だったからである。しかし、宗休寺を見たのが2時過ぎ。なんとなく今日の予定は消化できそうにないことがわかってきた。そこで、急きょコースを変更し、日龍峰寺に立ち寄ることにした。関市の市街からは車で30分くらい。林業とかシイタケ栽培などを中心とした山村だ。

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山門は車で登る道の途中にある。西国霊場などの山上の観音霊場によくありそうな雰囲気の山門だ。

実際にはここでは下車せず、山上の駐車場へと向かう。

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駐車場付近にあった伽藍配置図。

林間広場からは付近の山々が展望できるのだが、南側の山にゴルフ場があり、とても長く正視できる景色ではない。さっさと立ち去ろう。

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本堂へ向かう途中にある多宝塔。

この寺で最も古い建築である。鎌倉時代の建築で、北条政子が寄進したという伝説もある。現在国重文に指定されているが、国宝に近いほうの国重文であろう。

多宝塔といえば、滋賀県の石山寺の多宝塔が日本一美しいとよく言われるが、この多宝塔はその石山寺の多宝塔と共通する意匠が多いそうである。

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本堂は懸崖造(いわゆる清水の舞台)で、檜皮葺き。

残念ながら修理中で外見はよくわからない。

いわゆる県文(県の文化財)だが、限りなく国重文に近いレベルのものと見た。

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本堂内部の様子。

正面は吹き放ちで、おびんずる様などがおかれている。風雪で傷みやすそうな建物である。

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本堂内部の様子。

外陣が吹き放ちになっているが、内陣は逆にガラス戸があって、中はよくうかがえない。本尊は千手観音である。

内陣の上には、軍国絵馬がかけられている。

清国海上縣大激戦の圖(手前)

第三師團(閲兵式の図?)

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本堂の横にわずかなすきまを発見!

通路が奥へと続いている。

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本堂の裏にはなんと湧き水が‥‥。

格子のすきまから汲めるようになっている。ホコリをかぶったお持ち帰り用の水筒(電車の車内販売のお茶が入っているようなやつ)が売られていた。

本堂の裏側がこんなじめじめした所では、建物の痛みも激しいんじゃないかと思う。

(2000年04月30日訪問)

   

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