本願寺高山別院

定番の巨大唐門。境内の駐車場は市内散策に便利。

(岐阜県高山市鉄砲町)

東本願寺の高山別院。

参道には4ヶ寺、境内の背後に2ヶ寺の塔頭(たっちゅう)がある。

塔頭とは大きなお寺に付属する小さな寺。たいていは参道にある。つまりは塔頭があるということは大寺である証ともいえるのだ。この寺ではこの塔頭群を「寺中」と呼ぶそうである。

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山門は向唐門の四脚門。浄土真宗別院クラスの寺の特徴的な山門である。

この山門はその中でもかなり巨大な部類に入るだろう。

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本堂はRC造で、正面9間の巨大な堂。屋根は入母屋妻入りになっている。古い写真では本堂の柱梁は白塗りで土蔵のように見えたが、最近茶色に塗ったのか?

妻飾り(写真で正面の三角形に見える白壁の部分)は中央に小さな蟇股(かえるまた)を配した二重虹梁形式だが、束(縦の部材)の位置が間延びした印象を与える。大屋根の妻飾りとしてはもっと派手でも良いのではないかと感じた。

本堂の他には、事務所、庫裏、鐘楼、東司等。なお、境内は有料駐車場になっているが、中心街に近いうえに市営駐車場より料金が安いので市内観光の拠点にはオススメだ。

(2000年05月02日訪問)