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ホーム三陸縦断の旅(その3)釜石大観音

釜石大観音

11階の魚の背に出られる。内部は巨乳観音の楽園。

(岩手県釜石市大平町3丁目)

地図・MAP
 
   
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門をくぐって進むと、エスカレーターがある。これは無料。

エスカレーターを登ったところに六角堂があった。

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観音はすぐそこだ。

背面から見ると衣が後ろになびいていて、構造的な強度を増すように造られている。これは(いずれ紹介することになるが)宮城県の船岡観音と近いスタイルだ。

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観音の建立は昭和45年。鉄筋コンクリート製で高さは48.5m。建立したのは市内にある石応寺である。(石応寺はこのあと訪れる。)

形式は魚籃観音。魚を持っているのが特徴だ。漁業の街釜石らしい観音である。海上の守護の御利益があるという。

入口は基壇のように見える建物の2階にある。

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観音の構造図。(左写真)

観音は外皮が構造材になっている。いわゆる鉄筋コンクリート建築の「壁構造」という手法だ。

中心には鉄のパイプが通っていて、柱の代わりをしている。柱の周囲は螺旋階段になっていて内部は12階だ。

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中央のパイプには石仏の七福神が納められている。

基壇から観音の胎内に入るとまず最初にあるのが弁財天だ。この弁財天、グラマー系で、いわゆる巨乳。仏像は砂岩のような茶色のざらついた石で作られているのに、バストだけは観光客の手垢で黒光りして御影石のようになっているのがすごい。

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階を上がると三十三観音の展示場がある。

三十三観音付近

ここの観音様も巨乳ぞろい。(左写真)

だが観光客もそろそろ飽きてきたのか、セクハラの跡は少なくなってくる。

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11階からは外に出ることができる。こうした無茶な外部通路が大観音の最大の楽しみだ。

ここはちょうど魚の背中の部分にあたる。釜石湾が一望できて素晴らしい眺めだ。足元も手すりもしっかりしていて、安心して景色を堪能できる。

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鉄柵一本で魚の背に立つ。こういう無茶さ加減が昭和40年代を感じさせてたまらない。この観音が建てられたのは大阪万博と同じ年。東京タワーに特別展望台が造られた2年後にあたる。浅草十二階以来の高層建築が小宇宙だった時代の最後の残り香である。

現代では工法も進歩しているが、こういう無謀な設計がなくなり、大味なものばかりになってしまっているのが残念だ。

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胸の谷間から観音様のお顔を見上げる。大観音もかなりの巨乳なのである。

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最上部にはうす暗い階段があった。この程度の封じ方なら「入りたい人はどうぞ」ということだろうから入ってみたが、扉で行き止まりになっていた。

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魚の上から釜石市街地の方向を見てみる。

これから訪れる橋上市場はこの水道のどん詰まりにある。

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観音のふもとには仏舎利塔がある。工事中であった。

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基壇の護符売り場では、ミニチュアの観音像を売っていた。

私は買わなかったが、大観音や大仏のミニチュアにはちょっとときめくものがある。

(2000年10月06日訪問)

   

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