対泉院

まとも過ぎるコンクリ仏の仁王。

(岩手県遠野市新町)

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寺町めぐり2軒目の寺。

対泉院は、寺町の南のはずれにある寺。

門前の道路は遠野市街のはずれの桝形(道路がクランク状に折れ曲がっている場所)である。

門前の道を入っていくと、黒光りした塗り瓦の四脚門と本堂が見えてくる。四脚門や本堂の棟にはシャチホコが上がっている。

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RC造の本堂。

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本堂の左側には六地蔵堂と水子地蔵堂(左写真)がある。

水子地蔵堂は軽量鉄骨むきだしの構造で、倉庫みたいだ。

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そして、本堂の右側には九輪の付いた中国風の八角堂があり、中には金剛力士像が納められている。

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昭和55年に東京大空襲の犠牲者の冥福を祈るために作られたという。

自称日本一の仁王像ということだが、どの辺りが日本一なのかは不明。

コンクリ仏だが造形はまとも。まとも過ぎて面白くないくらいまともである。

(2000年10月07日訪問)