柳玄寺

彫刻で満たされた向唐門。境内のまわり場は楕円。

(岩手県遠野市新町)

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寺町めぐり4軒目の寺。

川を挟んで隣にある大慈寺のもと塔頭であるという。大慈寺がかつて南部氏の菩提寺だったため、みだりに檀家をとることができず、そのため新たに寺を起こしたのだそうだ。

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山門は向唐門の四脚門で、彫刻がごてごてと付いている。欄間の部分には三尊仏のようなものもいらっしゃる。

わりと新しそうな門で、築20年くらいにみえる。

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境内にはまわり場がある。左写真ではわかりにくいが、楕円形という珍しいまわり場だ。

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境内は、本堂、庫裏、鎮守堂、六地蔵堂、地蔵堂、稲荷社。

寺宝として中将姫の手織りの「おまんだら」があるという。

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柳玄寺の前は川になっていて、魚が泳いでいるのが見える。ハヤだったろうか。

対岸には大慈寺があるが、橋が木造で車が通れそうにないので、大慈寺は最後にして次の寺へと向かった。

(2000年10月07日訪問)