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ホーム山陽の塔巡り(その5)千光寺

千光寺

境内にある小さな竜宮門が尾道の風景を支配している。

(広島県尾道市東土堂町)

地図・MAP
   
   

三原市で仏光寺を見た後、高速道を使って尾道市に舞い戻る。宿を探すためだ。明日の予定を考えると尾道市か福山市に泊まるのがよい。きのう泊まった福山のビジネスホテルは場所もよくインターネット使い放題も気に入ったので今夜もそこに泊まろうと尾道から電話をかけた。ところが今夜は満室とのこと。となるとまた福山の駅にでも行って宿を探さなければならない。

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そのときふと尾道で千光寺に寄らなかったことを思い出した。(左写真は午前中にふもとから写した千光寺)

時刻は午後7時近かったが、まだ真っ暗にはなっていなかったので、千光寺に行ってみることにした。

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千光寺には裏の遊園地の駐車場に車を置いて、歩いて参詣することができた。(夜のため駐車場は閉まっていたのでタダだった。)

駐車場から千光寺までは公園の中を通って500mくらいは歩く。元気なときならどうということはないが、このときは長く感じた。

山門の釘貫門が見えてきた。遅い時間にもかかわらず、カップルや観光客がいた。

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山門を入ると観音堂(写真左奥)と地蔵堂(写真右手前赤い堂)がある。

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その先のは本堂がある。本堂は懸崖造りで「赤堂」と呼ばれている。

時間が遅いため舞台に登ることは出来なかった。

本堂の左の岩の上に護摩堂がある。

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本堂の裏に道が続いていたので入ってみると、一風変わった石積みのミニ霊場があった。

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境内の前面には竜宮門風の鐘堂がある。

通行できないので、門とは言えないが、構造的には鐘楼ではなく竜宮門に近い。

この鐘堂は市街からよく見え、小さな建築ではあるが尾道の風景に強烈に影響を与えているエキゾチックな堂だ。

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さらにその近くの岩の上には電光で七色に発光する宝珠があった。

かつてこの岩の上に宝珠が現われ、尾道水道をゆく船の目印になったという伝説を再現したものだ。

考えてみると日本では信仰の対象を電飾で光らせるというのは珍しいのだ。(他の仏教国では珍しくないが。)

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千光寺の境内からは、尾道水道が一望できる。

左写真の岩の上にもなんの柵もなく自由に入って、崖のぎりぎりまで行けるので大変に気分がいい。

(左写真は通りすがりの観光客)

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尾道水道は狭い海峡だ。渡船の航路も4本もあり、対岸の向島町とは一つづきの町になっている。フェリーボートがひっきりなしに行き来している。

対岸に見えるのは日立造船のドック。

尾道水道のパノラマ

崖の下をみると、まだ堂があるようなので参道の石段を下りてみることにした。

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石段を下りたところにあったのは毘沙門堂。

単層の宝形の堂だが、四角い宝塔のような形をしている。

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さらに下りていくと、石門がありここが千光寺の本当の入口なのだろう。

昼間、千光寺に登る道がわからなかったので、どこにつながっているか確かめるためさらに参道を下ってみる。

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すると、天寧寺三重塔のすぐ裏に出た。

散歩にきていた地元の老人と話し込んでいるうちに日が落ちて、尾道の夜景の輝きが美しさを増してきた。

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境内に戻ってみると、本堂がライトアップされていた。

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本堂付近から見た尾道水道と尾道大橋。

この千光寺は夜でも境内に入れるので、夜景を見るには絶好のスポットだ。宿の心配などすっかり忘れて、しばし夜景に見とれていた。

いつまででも見飽きない風景だ。

このあと福山市へ向かう。満室だったビジネスホテルのすぐ近くに古ぼけた旅館の看板を発見し、その場で電話をしてみたら部屋はあるとのこと。疲れていて駅まで行くのも面倒なのでその旅館に泊まることにした。フロントに行ってみると、なんとこの旅館もインターネットのつなぎ放題のサービスをしていた。古ぼけた外観からは想像できなかったのでびっくりした。この辺りのホテルには近くにある大病院の出入りの営業マンが泊まることが多く、インターネットがないと商売にならないのだそうだ。嬉しい誤算だった。歩いて行ける距離にスパもあり、そこでゆっくり疲れをとって、この日は早く床についた。

(2001年05月03日訪問)

     

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