サカノイケの湧水

民家の庭にある。水位は下がったが水はある。

(群馬県太田市新田市野井町)

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市野井集落の民家の庭の隅にある湧水。名前は「サカノイケ」というらしい。

家の前には塀などはないので、注意していれば道路から湧水が見える(左写真)。

家の人が外に出ていたので、許可をもらって庭に入れさせてもらった。写真を撮らせてもらう許可をもらおうとしたら「写真はどうぞ。別にウチのモノじゃないから」などと言っていた。集落の管理になっているのであろうか。

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湧水点は狭いコンクリートの枡になっている。

水位は下がっているが、枯れてはいないようだ。

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写真では水面の反射で見にくいが、水底の杭などが見えているので、透明度はある。

この湧水には階段などがなく、枡の底の水をポンプで酌み出すだけである。湧水というより巨大な井戸と言うのが適当かもしれない。

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前回の訪問時の様子。周囲の施設などはほとんど変化していない。

前回の印象は地底の川を覗いているようで吸い込まれそうな恐怖感があった。

忍野八海などもそうなのだが、透明度が高い湧水はのぞき込むのにちょっと勇気がいるのだ。

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上写真の拡大。水底の部分はコンクリでなく木製の井桁が組んであるようだ。

かつての水の透明度がわかるだろうか。水が青く見える。

2つ上の写真では水抜き穴(?)が水面に出ているが、この写真では水面下にある。水位の差は 30 cm くらいだろうか。

(2004年08月31日訪問)