サイトロゴ

ホーム初詣:2002鷹取山・石窟

鷹取山・石窟

ツタに埋もれていて遺跡探検の気分が味わえる。

(神奈川県横須賀市湘南鷹取4丁目)

地図・MAP
 
   
写真

横浜からは、通称“ヨコヨコ道路"を使って横須賀に移動する。鷹取山の大仏を見るためだ。

前年の夏、何の気なしに立ち寄った鷹取山で大仏を見つけたのだが、そのときは一般人の友人が一緒だったため近くまでは行けず、改めて出かけてみることにしたのだ。

この大仏は規模のわりには(当時)あまりネットに情報もなく、ほとんど知られていない大仏だったと思う。

写真

というのも、この鷹取山公園はかなりわかりにくい場所にあり、私はいまだにどこに駐車したらいいのかわからない。近所の人の散歩にはいいのだろうが、遠くから訪れた人にとっては実にアプローチしにくい公園なのだ。

それでも、あまり人の迷惑にならない場所にクルマを止め、弟と公園へ向かう山道を歩いていくと、林の中になにか洞窟のようなものが見えた。

前回来たときは夏だったので、樹が茂っていたので気付かなかったのかもしれない。

写真

旧軍の施設跡かとおもって近くまで行ってみると、なんと石窟寺院のようなものがあるではないか。石切り場の跡を利用して磨崖仏が彫ってあるのだ。

「精霊冥岩山」と書かれている。この石窟の名前なのだろうか。

「壁面に彫刻したり塗装したりすることを禁止します。横須賀市」などという看板があることから、どうやらゲリラ的に作られた石窟と推測されるのだが、決して不真面目なものではなく、内容はきわめてまじめなものだ。

写真

彫られている仏はさまざまで、宗派はクロスオーバーのようだった。

左写真は「釈迦」というタイトルのレリーフ。

スプレーのようなものでけばけばしく彩色されている。

この石窟をA地区とでも呼ぼう。

写真

A地区からさらに岩山を回り込んでいくと、今度は穴になったような石窟がある。ここをB地区と呼ぼうと思う。

写真

A地区では、手のとどく壁面に彫られていた磨崖仏だが、B地区は手の届かないようなところに彫られていて、脚立程度で作れるとも思えず、相当大掛かりな足場を組んで作ったのではないかと思われる。

なお、穴の中には粗大ごみが投げ込まれていた。

写真

B地区の周辺の山中にあった仏たち。

写真

夏場だったらツタに埋もれて発見はできなかったかも知れない。

なにしろゲリラ的な磨崖仏だから、順路などを示す道しるべも、仏の場所を知らせる案内板もない。

自分でさがすしかない、という点では、もはやここは遺跡と言ってもいいのかもしれない。

写真

磨崖仏とはあまり関係のなさそうなアートも勝手に展示されていたりする。

写真

さらに少し歩いて山の裏手のほうへ行くと、C地区の石窟がある。

鷹取山の磨崖仏を見にきた人でも、この石窟までたどり着く人は限られているのではないだろうか。

写真

ここはどうやら仏教伝来の歴史絵巻が彫られているようだ。

写真

左の人物は聖徳太子であろうか。

写真

他にも磨崖仏がないかと探しながら山中を進んでいくと、いつの間にか道は細くなり、岩場に出てしまった。

鷹取山の展望台の裏側から登ってきてしまったようだ。

(2002年01月02日訪問)

   

関連スポット

この旅で見た他のスポット