磯部赤城神社

境内裏手に文学碑めぐりがある。

(群馬県安中市磯部1丁目)

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中山道(国道18号線)を少し離れ、碓氷川の南岸へ。

嶺鉱泉の項でも紹介したように、この地域には炭酸のナトリウム泉が多いのだが、碓氷川南岸にはそれを利用した温泉街、磯部(いそべ)温泉がある。この日は夕方からだったが、あまり訪れたことがない磯部温泉街を散策してみることにした。

まず駐車場がなかったので、赤城神社の境内へ車を置くことにした。

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せっかくなので、一応、神社にも参詣。

参道には社務所。

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拝殿は、入母屋、縋破風、桟瓦葺き。この組み合わせは、田舎の神社という感じでほっとする。

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本殿は覆屋に被われていて見えなかった。

写真は増感されているが、実際はもっと薄暗い時間帯なのである。

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本殿の裏手には、有名な詩人の歌碑が並んでいる。

北原白秋、若山牧水、室生犀星、萩原朔太郎など。磯部温泉出身の大手拓次の碑もある。いや、むしろそれがメインなのかも知れないのだが、私は大手拓次自体、初めて聞いた。

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磯部温泉は温泉マーク「♨」の発祥の地と言われている。その碑。

このクラゲのような図案が、温泉マークが確認できる最古の文献に出ているものなのだという。

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謎のオブジェがあった。

ちょっとヤバいオーラを感じるのだが。

(2013年08月25日訪問)