古出神社

拝殿の前をさえぎるように滑り台がある。

(群馬県甘楽町轟)

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轟稚蚕共同飼育所の前にある神社。

古出神社は「ふるでじんじゃ」と読むのだろうか。

ゲーム「ひぐらしのなく頃に」に登場する恐ろしい神社「古手(ふるで)神社」と同じ音で1字違い。もしかしたらここ、近所の子供たちに怖がられているのではないだろうか。

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拝殿の前をさえぎるように滑り台がある。

いままでに見たことがないような配置だ。

神社の前の道が拡張された際に、神社の境内が狭くなってしまったのかもしれない。

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滑り台はカスタムメイドの一点もの。

滑り台をあまり造り慣れていない鉄工所の仕事のように思われる。

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というのも、滑降面の手すりが低すぎるし、最後の水平の部分が短くて、滑りにくそうな滑り台なのだ。

滑降面はステンレスで、まるで流し台を見ているようだ。

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拝殿から中を見ると、朱塗りの本殿が納められていた。

虹梁の唐草模様などを見る感じでは、江戸前期くらいまでさかのぼりそうな社殿だ。

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古出神社の前の坂を上がった先には、お菊伝説などがある宝積寺という寺があるのだが、もう時間が遅いので参詣はやめておく。

このあと、雄川の上流部の秋畑地区へ移動して飼育所を探したが、見つけることはできずに日没となってしまった。

秋畑は、群馬県の山村の中でも好きな村のひとつだ。中央構造線の外帯側に特有の、厳しく美しい山村風景が点在している。またそこは私の祖母が若い頃に教員をしていた場所という縁もある土地なのだ。

このエリアは、稚蚕飼育所と関係なく、機会をあらためて訪問する予定だ。

(2008年07月12日訪問)