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ミャンマー・カレン州の洞窟寺院

ミャンマーの南東部カレン州の州都パアン市で1ヶ月すごした。周辺は石灰岩の山がそびえ、鍾乳洞を利用した洞窟寺院が無数にあった。

広域地図

ミャンマーという国の名前を聞いても、世界地図ですぐに場所が思い浮かぶ日本人はあまり多くないと思う。分かりやすく言えば、インドの右側のあたりである。

2013年の年末、ひょんなことからミャンマーでの仕事が舞い込み、2014年の年明けから1ヶ月間、カレン州の州都パアンに滞在することになった。

実はミャンマーを訪れるのは2000年以来2回目。前回は姉妹サイト珍寺大道場の小嶋独観氏に同行させていただいて、ヤンゴンから北方の地域の珍寺巡りをした。今回の仕事先であるカレン州は、ヤンゴンからは東方向になるので、うまい具合に前回の訪問とかぶらない地域となった。

13年ぶりに訪れたミャンマーは変わったところもあり、変わらないところもあった。大きく変わっていたのは、市内を走る車(ほとんどが日本車)が見違えるくらい新しくなっていたこと、ホテル料金が暴騰し日本で宿泊するのとほとんど変わらない価格帯になっていたこと、前には名前を口に出すのもはばかられたアウンサンスーチーさんのポスターやグッズが堂々と販売されていたことだ。変わらなかったのは、「娯楽といえば寺参り」という寺好きな国民性だ。

これから紹介するのは、その仕事の休みの日に、近隣の寺々を廻った記録である。