リニェナビャ四面仏

四面が全部同じに見える。

(ミャンマーバゴー管区バゴー)

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ミャッタリャウン寝釈迦の隣にリニェナビャ四面仏がある。この日はほかの日本人スタッフも一緒だったので、あまりマイナーな寺に突入するのは避けるつもりだったが、せっかく隣に寺があるので参詣することにした。

四面仏とは、四角柱の壁面の4面に仏像が祀られているものをいう。日本ではほとんど見かけることはないが、石塔で見た記憶は何度かある。たとえばこれとか。

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四角柱の高さは20mほどか。

観光客はまったく立寄っていないが、日本人の感覚でいえば立派以上に立派な大仏だといえる。

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目鼻立ちはシュエターリャウンの寝釈迦と似ている。

光背の唐草模様がアラベスクを彷彿とさせる。

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では、4面の仏を順番に見てゆこう。

私たちは西門から境内に入ったので、最初に会うのは西面の仏だ。四面仏を見る順番ってあるのだろうか。

一応、日本ではこういうケースでは時計回りなので、ここでも時計回りに見ていく。

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北面の仏・・。

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東面の仏・・・・。

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南面の仏・・・・・・。

ぜ、全部同じ? 写真を貼り間違えててもわからないほど酷似している。すそをつまんだ印相は、たしか説法のために出かけようとしているポーズだったっけ。

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境内にあったデコレーションケーキのような仏塔。小石だらけの地面で足が痛そうだったので行かなかったが、よく見るとかなり面白そう。

登壇する入口には扉はあるが、半開きになっているので、その気になれば登れそうだ。登ればよかったな。

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僧房。

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あ、欄干にアフリカマイマイがいた。

アフリカ原産の外来動物だが、ミャンマーではけっこう見かける。

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セパタクローのコートと思われるものがあった。

修行僧はスポーツはしてもいいのだろうか。

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私たちが入ってきた西門のほかに、このお寺には南門もある。そこには短い回廊がある。

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南門はこんなだ。ちょっと荒れ寺という感じ。

(2014年06月21日訪問)