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ホームミャンマー水掛け祭りの頃ハインスィン洞窟

ハインスィン洞窟

サダン洞窟の奥に、まだ別の洞窟があった!

(ミャンマーカレン州パアン)

地図・MAP
 
   
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「きょうはサダンケーブの縁日だから行ってみようョ」

水祭りを見たあと、職場のスタッフが言い出した。

私は基本的に「同じ観光地に二度行ったら負け」と思っているので、あまり乗り気はしなかったのだが、お付き合いのつもりで行くことにした。

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スタッフも私のそういう気性を知っているのか、前回とは違うルートでサダンケーブへと向かった。

なんとサダン山脈の西麓を通ったのである。

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サダン山脈の西麓には道などない。人が歩く道すらないはずなのだ。

集落を抜け水田地帯に行ってみると、水田の中にワダチがついていた。

乾季、暑季にだけ通れるルートらしい。

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水稲を刈ったあと。

稲株の並び方が揃っていない。この広大な水田を、すべて手で田植えしているのだろう。

刈り取る位置はカレン州にしては低いほうではないかと思う。もっと高い位置で刈り取っている圃場も見かける。

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車が通るわけだから、当然アゼは破壊される。

だが、こういう風景はよく見かける。

カレン州では田んぼの中にあぜ道がまったくなく、収穫したコメを運び出すためには圃場の中にトラックを通すしかないのだ。道路の面積を節約するという考えなのか、あるいは、そもそも湿田地帯に道路を施工するのが困難なのであきらめた結果なのか。

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サダンケーブの西側の大きな開口部が見えてきた。

サダンケーブは山脈の東側がメインの入口で、鍾乳洞が山脈を貫通して西側まで出られるのだ。

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サダンケーブの西側には沼がある。

この沼には遊覧丸木舟があって、舟に乗って地底湖を抜け、山脈の東側の入洞口へ戻ることもできる。

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前回来たときに西側は池で行き止まりになっているように見えた。それ以上進むには丸木舟で水上を行くしかなさそうに思えたのだ。

だが実は橋が架けられてて西からも歩いて近寄れたのだ。

橋といっても竹2本で作られているだけのもの。渡ってみると心細いこともなく、意外にしっかりしていた。

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それでも行き止まりのように見える岬がある。

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なんと岬には洞窟があって、通り抜けられるようになっていた。

しゃがんでも頭がぶつかるくらいの低い洞窟だった。

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洞窟を通り抜けると、見覚えのある風景。

この沼に名前はあるんだろうか。とりあえず、サダン沼とでも呼ぼう。

鍾乳洞と丸木舟の遊覧が楽しめる、パアン市近郊で一番のお勧め観光地である。

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縁日だからだろう。山脈の東側から鍾乳洞を通り抜けてたくさんの人が出てきていた。

縁日といっても、露店がたくさん出ているというわけでもはない。それとも、東麓はもう少しにぎやかなのだろうか。

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そのサダン洞窟へ行くのかと思っていたら、手前で南のほうへ向かった。

あれ? サダン洞窟へ行くんじゃなかったの?

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この場所は以前きたときは湿地帯だったと思う。ホテイアオイが土に根を張って花をつけていた。

ここは決まった季節、乾季か暑季にしか歩けないのではないだろうか。

そしてその先には、大きな洞窟が口を開けていた。

なんと、サダンケーブにはまだ知らない洞窟があったのだ。

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洞窟の名前は「ハィンスインケーブ」。

「ハィンスイン」とは「牙のないゾウ」。

そういえば、サダンケーブの東正門にはやたらにゾウの像があった。この洞窟群はゾウに関係する伝説があるのだろうか。

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鍾乳洞の内部はおおむね平坦で、二次生成物もけっこうあり、日本だったら観光鍾乳洞として充分に集客できるレベル。

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電気も引かれており、懐中電灯がなくても中を見て回れる。

もっとも、ミャンマーの電気はいつ停電してもおかしくないので、懐中電灯は必須。当然、私も常に持ち歩いているので問題なし。

地面は整地されておらず、小石だらけなので足の裏が痛い。一応、洞窟内は聖地なので、裸足で入洞しなければならないのだ。

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天井から垂れ下がっていた立派な鍾乳石。

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だいぶ奥のほうまで来た。

100m以上は来ただろう。

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ここで行き止まりか、と思ったら、ミャンマーの青年が細い穴に入っていった。

まだ奥があるみたいだ。もうこのあたりは電気も来ておらず、ミャンマーっ子はスマホのライトだけで進んでいく。

ヒザをついて這わないと入れないほどの低い穴だが、せっかくなので入ってみることにした。

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狭い穴を抜けた先はまた背が立つような高さの空間に出た。

ところどころにローソクが点してあって、道しるべになっている。

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前半の平坦な洞窟と大きく様相が異なり、縦方向の穴がある。その穴の周りにわずかに歩ける場所があるという立体的な場所だった。

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しばらく行くと、外の光が差し込んでいた。

ハィンスイン洞窟もサダン山脈を貫通していて、東側まで行けるのだ。

もっともこの最後の部分は、足場がまったくなくて、鍾乳石の崖に飛び移りながら移動しなければならない。まったく無理ではなかったが、裸足だし、海外でケガをしたら面倒なのでここまでで引き返すことにした。

洞窟の全長は200~300mくらいではないかと思う。

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再び入口まで戻って来た。

洞口にはお坊さんが常駐している。この洞窟を管理するお坊さんなのだろう。

「お茶を飲んでいきなさい」

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お茶菓子とミャンマーコーヒー。

洞窟で這ったりして、けっこう汗だくになっていたので、冷たいものが飲みたいところなのだが、接待なのでいただくことにした。

ミャンマーのインスタントコーヒーは、日本のインスタントコーヒーのイメージとは違う飲み物だ。ほとんどが激甘だがそれなりに美味しい。職場やご近所向けのバラマキ土産に最適である。

(2015年04月16日訪問)

   

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