コッグーン村の屋根付橋3

橋の途中に休憩所があるタイプ。

(ミャンマーカレン州パアン)

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コッグーン村は、イラワジ川という小さな川に沿って帯状に家並みが続いている。人々の暮らしが川に依存しているためだろう。

屋根付橋を探すため、村の端から端まで走ってみることにした。

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川に沿って続く道には、里門(さともん)が2つあった。

「里門」は当サイトの造語で、集落の境界などで道に作られる門のことだ。私が滞在しているパアン市周辺にもわずかに見られるが、どちらかというとモーラミャイン方面やジャイン川下流地域に高密度に分布している。

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河岸があった。

何か荷揚げしている。オレンジ色っぽいポリタンクはたぶんガソリン。段ボール箱は食品ではないかと思う。

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そのすぐ近くに屋根付橋を発見!

やはりこの村は屋根付橋の特異点だったのだ。

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これは橋全体に屋根があるタイプではなく、途中に四阿(あずまや)があるタイプだ。

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四阿のベンチは完全に川に迫り出しているので、通行の邪魔になることはない。

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こうしてみるとなかなかおしゃれな橋だ。

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橋の下には川へ降りる階段があり、ここでも女たちが水浴びしたり洗濯したりしていた。

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水の中での井戸端会議。いや、川中会議というべきか。

コッグーン村の夕暮れ時のありふれた光景なのだ。

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川沿いの家々にはかなりの割合で船着き場がある。

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日が沈みかけて、橋脚と橋桁が川面に長い影を落としていた。

(2015年11月29日訪問)