医王寺

小さな無住のお寺。

(岡山県津山市下紺屋町)

津山城に戻り、レンタサイクルを返却した。

津山市の中心街は古い町で坂もないことからレンタサイクルで寺巡りをするのが最も効率のよいやりかただった。とはいえ朝からここまでで48ヶ所のスポットを巡っており、社寺だけでも38ヶ寺・・・すでに体力、気力ともボロボロだ。寺巡りの記録はボイスレコーダーに録音していくのだがろれつが回らなくなってきた。おそらく他人が見たら半死半生のゾンビみたいな奴が目だけをギラギラと光らせて自転車を漕いでいるという、どう見てもヤバイ状態になっていたはずだ。

よって、残りの社寺は車で廻ることにする。

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車に戻ってドライブマップを見直していたら市街地でいくつか見落としている寺があったようだ。先にそれらをクリアしなければなるまい。

まず向かったのは、医王寺というお寺。

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デパートなどがある中心街の広い道路に面している。

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北側に入口があり、境内は狭い。

境内に入ってすぐ右手にお堂があるが、何だかは不明。

ぱっとしない建築だが、どういうわけか唐破風の部分だけが檜皮葺きになっている。

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本堂。東面している。正面一間が高欄のある吹き放ち。

本堂と謎の堂の間の渡り廊下的な部分にも何か祀られているようだが不明。

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境内にはイチョウの樹があり、その下に鎮守社があった。

寺は現在、無住(むじゅう)(=住職がいない状態)で泉水寺という寺が管理しているようだ。

(2003年04月29日訪問)