灰貝の茶堂

字入口の四差路に建っている。

(岡山県新見市下熊谷)

写真

青龍寺の登り口の四差路はわかりにくいのだが、あえていえば左写真の茶堂が目印になる。

この交差点は新見と熊谷という広範囲大字の境界線にあたる。中国地方の茶堂はこのように村境に建てられることが多いように感じられる。

道祖神や不動尊などを村境に建てて、村を霊的に守護するというのに近い感覚で建てられるのではないか。

茶堂が建っている正確な位置が、字新見なのか字下熊谷なのかははっきりしないが、一応住所は下熊谷としておく。(電子地図でこのあたりと思う場所にピンを立てたら、自動取得された住所が下熊谷なので。)

だが、この交差点の写真左方向の道は、小字灰貝の集落への入口になっているため、タイトルは「灰貝の茶堂」とした。なぜなら、行き止まりの集落への入口に茶堂が建てられるケースがよくあるからだ。

(2003年05月02日訪問)