ボウダイーパゴダ

8個の副パゴダに八曜日の仏を祀っている。

(ミャンマーカレン州パアン)

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AH1号線から分岐してウィンセイン町へ向かう道へ入った。おそらくこの道が街道の旧道で、現在のAH1号線は新道なのではないかと思う。

さて、ウィンセインは聖地ターマニャヒルの門前町として発達した町である。きょうはこれからターマニャヒルの周辺にある付属寺院を訪ねようと思う。つまり、これから紹介する寺々は、一般的な旅行者にはほとんどどうでもいいような寺である。

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ターマニャヒルの付属寺院は2年前に、アゥントーム僧院ターマニャリー僧院を訪れていて、そのときからウィンセイン町内の他の付属寺院も見て回ろうと考えていたのだ。もっとも、付属寺院はかなりあるので、きょうがんばっても数的には1/3程度しか制覇できないだろう。

まず目指したのは、付属寺院のなかで最も大きいと思われる寺。適当に見当をつけて未舗装の枝道へと入った。

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ところが道をひとつ間違えていて、目指していた寺は横目に過ぎてゆき、まったく別のパゴダに着いてしまった。

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小さな地味なパゴダだが、これも一期一会と思い、参詣していくことにした。

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境内の中心はこのパゴダ。

親パゴダの周囲8面に子パゴダを従えている。

北側にはパゴダ拝殿がある。

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パゴダ拝殿の内部。

レンガの壁にガラスブロックを埋め込んで、仏像の光背として採光している。うまいことを考えたものだ。

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親パゴダの正方形の基礎の、4角と4辺、合計8方向に子パゴダがある。

子パゴダには布が巻かれていた。

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8基の子パゴダは、八曜日の守り本尊の安置所になっている。私は自分の誕生日の本尊へとお参りした。

眷族は牙のないゾウ。

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本尊は、よくいえば化粧仏。

すごく素朴に塗られている。

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パゴダと対になるタコンタイは、太くて力強いデザイン。

その横にあるのはお坊さんの住居かな。

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境内にはほかに講堂があった。

(2017年01月04日訪問)