今里中央公園の遊具

ユニット式だが滑降部が長いステンレス台。

(香川県高松市今里町1丁目)

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天気の悪い週末だった。

四国に引っ越して3年目、少し地元の友達もできたが、雨の中、滑り台を見に行こうと誘えるほどでもなく、なんとなくひとり無気力に高松市へと来ていた。

当時、Googleの衛星写真もストリートビューもなく、道路地図帳を片手に、順番に公園を探すしかなかった時代である。

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最初に訪れたのは、高松平野のど真ん中あたりにある今里中央公園。

そこにあったのは、木製の複合遊具。

よくある木製複合遊具に比べると背が高く、滑降部の長いステンレス滑降部が取り付けられていた。滑ったら、そこそこ楽しめそうだ。

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だが、やはり複合遊具って萌えないんだよなぁ。

鉄製の規格商品のシングル台ですら、その製造年代の推定や体系化で楽しめるのに、複合遊具だと評価すべきところが見つからないのだ。短期間に撤去され更新されてしまう場合が多く、それも作品としての評価にむなしさを感じさせる。

それでも、将来何か意味が生まれるかもしれないので、いまは淡々と数をこなしてゆくしかないのだ。

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あまり遊びようがなさそうなネットクライム。

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ユニット式の複合遊具もあった。

(2004年10月31日訪問)