明神池

海水の池で、海水魚が放流されている。

(山口県萩市椿東)

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萩市へと入る手前に明神池という観光地があったので、立寄ってみた。笠山という小島と本州をつなぐ陸繋(りくけい)砂州っぽい地形の場所にある。

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周囲には結構土産物屋などが並んでいて、観光客も多い。

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この地方特産のイカを売る店が目立つ。おいしそう。

今夜の宿はまだ決めていないが、素泊まりして、外飯でイカを食べよう。

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この明神池の特徴は、塩水の池になっているということだ。したがって池の魚は海水魚だ。これはボラか。

海に突き出た砂州の中にあるのだから塩水になるのは当然と思うかもしれないが、実は砂州にある池は淡水の場合が多いように思う。

ここは本来の砂州ではなく、スキマの多い火山岩で出来た半島でスポンジみたいに海水が染み通ってくるのだろう。

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これはイシダイとスズキ(?)か。

海と水路でつながっているわけではないから、中にいる魚はすべて放流したものだと思う。

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池のほとりには厳島神社がある。

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厳島神社の社殿。

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神社から奥へ進んでいくと、照葉樹林の中に玄武岩(?)の岩塊がゴロゴロと積もっているくぼ地がある。

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その一角に風穴(かざあな)という、冷風が吹き出すポイントがあった。

この日は風がとても強く、冷風が出ているのはほとんど感じられなかった。案内板によれば、15度の風がでているとのこと。

なお最近知ったのだが、この陸繋島の笠山は小さいながら火山丘で噴火口に降りることができるという。明神池を訪れるときは、笠山も一緒に見るのがいいだろう。

(2004年05月02日訪問)