徳島県内のすべての川を網羅的に調べたわけではないが、おそらく県内で最も沈下橋が多いのは園瀬川ではないかと思う。
その園瀬川の沈下橋を河口から順番に見ていこう。
最も下流にあるのは、文化の森から500mほど下流にある「
沈下橋を造るということは、下流からは舟運の運行を遮るし、上流からの材木の流送の邪魔になる。
園瀬川は眉山の南側付近で流量の大半が伏流水になり、ほぼ水無し川になるため、もともと舟運や流送に適さない川だ。
それが園瀬川に沈下橋が多い理由ではないかと思う。
それでもこの当りはもう河口に近いので、水量も多く、この橋の付近は汽水域だと思う。
現在、右岸側には環状線のバイパス工事が進んでいて、地形が大きく改変されている。もしかするとバイパスが開通したら廃橋になるかもしれない。
2004年6月21日、台風6号により増水したときの様子。
平常時はこんな状態の橋が、、、
こんなになる。
このときはバイパスの土盛りの法面までが水に浸かった。
(2004年05月30日訪問)