愛宕神社

周囲は公園になっているがあまり整備されていない。

(岩手県奥州市江刺区藤里)

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愛宕神社。旅の2日目最後の訪問地。周囲は低い丘陵地帯で、見晴らしもきかないために少し道に迷って、到着したときには時刻は6時近くになっていた。付近に駐車場らしき場所もなく、道にわだちがついているが、ここまで車を乗り入れることはまず無理。(あやうくスタックしかけて途中で車を置いてきた。)

鳥居は両部鳥居で、稚児柱の貫の上に屋根があるため貫が3本に見える特殊な造り。

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愛宕神社の周辺は公園になっているようだが、暗くなっていたのと印象派絵画みたいな境内図があまりにも主観的なので一部の堂宇しか確認できなかった。(確認できたのは明るい青字の堂のみ。)

左のほうにある「毘沙門岩窟」などが気になるところだが‥‥。

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伽藍のひとつ社務所。

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伽藍のひとつ神輿庫。伽藍配置図には出ていない‥‥

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本殿にはちょっとした石段がある。

本日最後の訪問地と思い、一気に駆け上がる。‥‥つもりだったが、途中で息切れ。

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山頂にある愛宕神社拝殿。

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その左側には鐘堂。

かつては神仏混淆の寺だったのだろう。

それにしても鐘堂の位置などが伽藍配置図と全然あっていない。

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伽藍配置図によれば春日社。

中は祭の道具などがしまわれていて倉庫のようになっていた。

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入口付近にあった勝軍寺跡。今は原っぱになっていて牛が放牧されていた。

諸行無常を感じさせる風景だ。

旅の2日目はこうして暮れていった。初日は運転疲れでくたくただったが、今日はあまり体力も消耗せず楽な旅程だった。

次の日の予定を考えて水沢市内で宿を探すことにしたが、この日は花火大会ということでなかなか宿が見つからない。ようやく国道4号沿いのビジネス旅館に部屋を見つけてチェックインを済ませ、花火観賞がてら夕食を食べに外出する。水沢牛を食べさせるというアメリカンスタイルのステーキハウスに入った。店構えは安そうだったが、値段は高くて、肉、飯、サラダ、スープすべてにおいていい加減なモノが出てきたという印象。それなりに客が入っていたのが不思議だ。水沢市民は金銭感覚のアバウトな人が多いのだろうか? 東京でも同じ値段を出せばもうすこしマシな物が食べられる。

食事の帰りに宿のちかくで健康ランドを見つけたので、いったん宿に戻ってから再度出撃。私はビジネス旅館やホテルに泊まってもなるべく外で風呂に入ることにしている。立ち寄り湯や銭湯にもその地方地方の特色があって、内湯にはいるのとはまた違った思い出になるからである。

(2001年08月12日訪問)

福岡県の仏像 (アクロス福岡文化誌 8)

単行本 – 2014/3/30
アクロス福岡文化誌編纂委員会 (編集)

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