
タトンの町の中へ移動し、とりあえずサトウキビジュースで栄養補給とクールダウン。これから北タトン山脈のすそ野の寺町巡りに着手する。
この一帯は、京都の東山とかをイメージしてもらったらいいかもしれない。まあミャンマーなのでかなり違うのだけど、都市の中で緑が多く、背後に山を負った寺が点々と続いている落ち着いたエリアだ。

サトウキビジュースを飲んだ茶店の向かいに、パゴダがあったのでまずここから入っていくか。けっこう大型のパゴダだけれど、誰も入っていない。
名前はタマィンウィンヤンアゥンミンパゴダ。

山門をくぐると右側に僧房がある。

パゴダの大きさに対比して境内は広くないので、全景の写真が撮りにくい。
パゴダの前にはパゴダ拝殿がある。

パゴダ拝殿の内部。

その横には水盤舎と信徒休憩所のような吹き放ちの建物があった。

水盤舎ではネコが昼寝中。
スープみたいなのがこぼれて後ろ脚が濡れてるけど、眠くて動けないみたい。

信徒休憩所の内部。このタイプの建物はこれまでにも何度か見ているが、その目的は不明。
講堂とは違うと思うのだよね。

パゴダは基礎部分が2階くらいの高さがあって、近くに立つと白い壁しか見えないような状態。
基礎の上に登る方法もなさそうだし、基礎の内部が部屋になっているというわけでもない。どうしてこんな高い基礎を作っちゃったのだろう。
パゴダは須弥山型式のシュエダゴンパゴダのレプリカだった。

対になるタコンタイ。
てっぺんのヒンダーが羽ばたいている造形なのは初めて見た。

とりあえず、私の守り本尊の牙のないゾウにお参り。

八曜日の遥拝所にはすべて水道が設置されていて、仏陀や動物に水をかけることができる。
そういえば、シュエダゴンパゴダ以外でこの設備があるパゴダは見たことがなかったかもしれない。

パゴダ拝殿は東西南北にあるが、北側の拝殿が特に大きい。
その隣りには大きな菩提樹がある。


聖人紹介所。

中には杖を突いたお坊さんがいた。

北側の道から。
境内が狭いので、境内の外からじゃないとパゴダの全体の形はわからない。立派なパゴダだと思うが、基礎が高すぎてちょっと近寄りがたい雰囲気になってしまっているのが惜しまれる。
(2019年03月27日訪問)