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ホームミャンマーカレン州の雨季パアン空港入口のロータリー

パアン空港入口のロータリー

パアン市の南の入口の目印になっている。

(ミャンマーカレン州パアン)

地図・MAP
 
   
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ある土曜日、一日天気が悪そうだったのだが、わずかに晴れ間が出たので、パアン市内のロータリーを巡ってみた。

パアン市の南部にあるロータリーは、さながらパアン市南端の道しるべとも言えるものだ。タイから陸路で来た旅行者にとっては、最初の街らしい街がパアンになる。以前この近くのマーケットを紹介したときに、このロータリーにも少し触れたことがあるので、再訪になる。

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この場所から写真奥の方向へ行くと、(現在は使われていない)パアン空港や、(ほとんど入居者がいない)パアン工業団地がある。

後ろに見える大樹の下には、ナッ神の祠があり、交差点を見守っている。

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これがナッ神の祠。

祠の中に、また祠がある。

屋根の上には小さなおっさんが置かれていた。

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このロータリーは、4車線の道幅に対して中島が小さすぎるため、ロータリーであると気付きにくい。そのため、直進する車両はほぼ減速せずに突っ込んでくるので怖い。

一般的にロータリーでは旋回中の車両が優先するルールだ。そのルールに従えば(ミャンマーは車両は右側通行なのだが)対向車が左折中のときは自分はロータリーの手前で停止して道をゆずらなければならない。通常の交差点では直進が優先で左折車が道をゆずるわけだから優先が逆になるわけだが、ここは中島が小さいためにとっさにその判断できない。

ロータリーを造る場合は、交差点を直進する車もハンドルを切って周回に乗らないと通過できないようなカーブを作るべきだ。

また、ロータリーは車の流れを止めないという効果もあるため、歩行者が交差点を横断しにくくなる。ここのように交差点の周囲がマーケットになっていて頻繁に歩行者が横断しているようなところでは、メリットよりもデメリットのほうが大きいだろう。

もっとも、こうしたダメなロータリーは、それはそれで味わいがあると思ってしまう。

なぜなら、ロータリーの面白みはその「ダメなところ」にある。言い換えれば不合理・非効率な存在であることが魅力なのである。

最近、日本でもラウンドアバウト方式なるものが道交法で定義され、新聞やテレビで「従来の円形交差点とは違って良いものである」かのごとき紹介がされているが、そんなのは御用学者や役人の言葉遊びか、自動車を運転したことのない者のタワゴトだと思う。

国内でも10箇所近くのロータリーを実走してみたのだが、メリットがあるとしたら、もと来た方向にUターンしやすいとか、五差路以上の交差点で鋭角な進路変更がやりやすくなるという程度だろう。その他ではあらゆる面で信号機のある交差点に劣る存在であり、時代のあだ花的なものである。

だが当サイトにとってはあだ花こそ醍醐味、ロータリーはダメであるほど輝く、そういう存在なのである。

(2014年06月28日訪問)

   

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