新庄市からは最上川に沿って西進し、庄内平野へと移動する。羽黒山へ向かうためだ。
途中、山中に赤い鳥居が並んでいる場所が目に入った。いわゆる鳥居のトンネルのようなやつだ。

それは、光星寺(こうしょうじ)という曹洞宗の寺であった。
光星寺の山号は“白狐山"。つまり狐の寺だ。開山の僧が羽黒山から白狐に導かれてこの地に寺を開いたのが始まりという。羽黒山からは5kmほどの北方にあたる。

境内には赤いのぼり旗、朱塗りの鳥居や弁天堂、赤トタンの山門、本堂、水盤舎など、やたらに赤が目に付く。特に朱塗りの鳥居が多いので、人によっては神社だったかのような印象を残すかもしれない。
写真は、信徒会館内に納められた寺宝の“白狐のはく製"。
とにかく真っ赤な寺だった。
(1999年08月25日訪問)