大日坊。
正しくは、金剛院瀧水寺と言うそうである。やはり湯殿山の別当寺の一つで先に立ち寄った注連寺とはほどちかい大網という集落にある。
女人禁制であった湯殿山にあって、この寺は女性の参詣を許したので「女湯殿山」として栄えたという。
境内は山門、本坊、開山堂。
今日でも湯殿山の宿坊としての機能を持っているため大日坊と呼ばれている。
本坊にはやはり即身仏がまつられているという。もしかしたら拝観できたのかもしれないのだが、かなり疲れていてちょっと投げやりになってきてもいたので未確認。
この後、いよいよ湯殿山神社へと向かったのだが、湯殿山へ入る有料道路が入山は午後4時で閉鎖(参詣も5時まで)だったため、ぎりぎりで入山することができなかった。ちょっと、羽黒山付近で時間を使いすぎてしまったか。
普段であれば近くで一泊し、明日ふたたびトライということもしたかもしれないのだが、旅の後半はとにかく猛暑に祟られ気力も尽き果てていた。
出羽三山はいずれまたきちんと巡ることを誓って帰路につくことにした。途中天童で立ち寄り温泉に入って汗を流し、その日のうちに帰宅したのだった。
(1999年08月25日訪問)