鷲沢風穴

貸してくれるヘルメットが嬉しい。高低差のある鍾乳洞。

(静岡県浜松市北区滝沢町)

静岡県のこのあたりには、鍾乳洞が多い。引佐町の竜ケ岩洞(りゅうがしどう)という観光鍾乳洞があり十年くらい前に一度訪れたことがある。今回はあまり時間余裕もなかったので早々に名古屋に向かうつもりであったが、途中の道に執拗なまでに看板が立てられていたので、ついついこの鷲沢風穴に立ち寄ることにした。

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鷲沢の風穴は浜松市の北端、鷲沢町というところにある。道行きの看板が出ていなければ、間違っても観光客が立ち寄るような場所ではない。

看板に誘われてたどり着いたのは、ミカン畑に囲まれた谷あいの鍾乳洞であった。風穴と行っても富士山麓にあるような溶岩性の洞窟ではなく、石灰岩のれっきとした鍾乳洞であった。

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入り口で入場料を払うと、ヘルメットを貸してくれる。内部はちょうど頭がつかえるような天井高なので、このヘルメットがとても重宝する。

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一応、懐中電灯を持って入ったが、その必要はまったくなかった。公開されている部分は全長200mくらいか。(パンフレットに全長が出ていなかったので詳細不明。)

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途中には鍾乳石や池などもあり、緑色や青色の蛍光灯がおどろおどろしく点灯されている辺りは、いかにも洞窟観光という雰囲気で私は好きなのだ。

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通路も高低差があり複雑になっていて一見の価値はある。

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ホールもある。

出口付近には「日本一の銘水」なる湧き水が飲めるようになっているし、付近はホタルがみられる親水公園にもなっている。風穴の付近では今第二東名の建設工事が進んでいるので、工事の影響がなければよいと思う。

休憩所では地元の物産品が販売されていた。お土産に買ったカリン(3個100円)は今も私の部屋で良い香りを放っている。

(1999年11月21日訪問)

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