八幡町の周辺には鍾乳洞が多い。その中でも特に観光に熱心なのがこの大滝鍾乳洞だろう。
鍾乳洞の入口にはレストハウス、釣り堀、バーベキューなどの施設がある。釣り堀の周囲には恐竜のコンクリート像もある。(恐竜のコンクリート像は、高度成長期の日本の観光地で古代のロマンを象徴するものとして必須アイテムともいえるものだが、最近撤去される場所が増えているのが気がかりなところだ。)
鍾乳洞の入場料は1000円。付近にある縄文洞という鍾乳洞との割引パック入場券もある。
入場料を払うと、トロッコのようなケーブルカーで山の上へ登る。そこが入口になっている。洞内の様子からするに、昔は入口と出口が逆だったのではないかと思われる。
内部にはけっこう高低差もある。
入口を入ってしばらく進むと、天井の高い大空間に出る。ここには大滝という地下の滝があって、天井から水が音を立てて落ちている。
その傍らには不動像が彫られている。高さは5mくらいか。
鍾乳石はかなり立派な方だと思うし、鍾乳石がある場所に無粋な金網などが無いのも良い。
手に取れるように鍾乳石を観察できるのだ。
とげとげの鍾乳石。
フローストーン。
とろけた感じがたまらない。でも触ってみるとかちかちで、ざらざらしているのだから不思議だ。
入場料1000円はやや高めだが、鍾乳石が立派なので不満は感じなかった。
(2000年05月01日訪問)