幽玄洞。昭和55年に発見されたのだという。
入洞料は1,000円。
入口には自動ドアのエアロックがあり、内部の空気が出ないようになっている。この辺はさすがに新しい鍾乳洞らしい。
発見されたのが新しいためか、鍾乳石やカーテン、石筍など鍾乳石は破損もなく綺麗だ。
結晶状の生成物。
そのうち鉱物の見方も勉強したいものだと思う。
内部はけっこう高低差がある。
洞窟の要所要所には石仏が置かれている。
小さな地底湖もあった。
石筍を十六羅漢に見立てたものもある。
鍾乳洞というと、どこもたいてい鍾乳石を地蔵や観音などの仏像に見立てて看板を立てるのが面白い。同じような景色ばかりで観光客がすぐに飽きてしまうから、なんとか注意をひこうとするからであろうか。
地底湖。照明で照らされている。
ここが幽玄洞で一番のクライマックス。
全体的には、入口の辺りには鍾乳石はあるものの荘厳な大ホールもなく、やはり入洞料1,000円が高く感じた。そのくらい取らないと設備費や人件費などがペイしないのかもしれないし、半額にしたから客が2倍来るというものではなかろうが、家族連れなら数千円の出費になる。経営者はそれを考えたことがあるのだろうか。今は建設費がいくらかかったんだから入場料がいくらです、という時代でもなかろう‥‥。
茶店でかき氷を飲みながら主にそんな話をしたら、やはり観光客からは「料金が高い」「400~500円が妥当」という声が多いそうだ。「(江刺の)“藤原の郷"が料金を1,200円から800円に下げたら観光客が来るようになったんで、ここも早く値下げしないか‥‥」などとこぼしていた。
(2001年08月13日訪問)