J.M.J. 教会のある通りをさらに少し走ったところに、また古い教会堂があった。
普段の私なら寄らなかったかも知れない。キリスト教のことはよくわからないし、これまでもヤンゴンでもいくつもの教会を見て見ぬふりをしてきたからだ。
だが、さっき教会に寄った勢いもあるし、それよりも疲労がある一線を越えてしまうと、ゾンビがそれ以上死なないみたいに、普段以上に動けるようになるのだ。
建物は全体的に開口部が小さく、いわゆるロマネスク様式っぽい造り。
西構えは単塔で時計塔になっている。
堂内に入ってみたかったのでファサードのほうへ行ってみたが、鍵がかかっていた。
車寄せにおっさんがごろ寝していた。ホント、猫とミャンマーのおっさんは涼しいところでごろ寝するのが好きだな。
塔の登り口と思われる扉。
こちらも残念ながら鍵がかかっていた。
登ってみたいなあ。
教会堂の平面は十字架型。
屋根は2段に吹き下ろしてあるので、内部は三廊式で間違いないだろう。
当サイトでいうところの、単塔付きの三廊十字架型教会堂である。
北側壁面の様子。
レンガの表面はかなり風化していて、目地が浮き出している。
年代的にはおそらく20世紀初期まではいくだろう。
南側の様子。
戸板が緩んでいて少し中が見える場所があったので、カメラを差し入れてみた。
写真はかなり増感しているが、肉眼では薄暗くてよく見えなかった。
内部は三廊式で、アーチは尖頭型。
もし内部に入れたなら、先ほどのJ.M.J.教会よりも重厚な感じがするのではないかと思う。
(2015年04月19日訪問)