鍾乳洞をみたあと、もと来た道を戻るか、あるいは、さらに西へ10kmほど進み大回りして帰るか決めなければならなない。
衛星写真では西の大回りのほうが道路も直線的で広いので走りやすそうに見えたが、実際には未舗装のほこりっぽい道だった。
それでもまだ日暮れまでには時間があるので、せっかくなので西の大回りルートで帰ることにした。
このルートにはいくつか小山があり、きょうはもう登るつもりはないのだが、改めて出直すに値するかどうかを確認するつもりだ。
鍾乳洞があったモゥクディ山の西には、地図でみるとタゥラインと書かれた村だか沼だかがあり、そのエリアには2つの小山がある。東の山は沼地にありアクセス道路がないが西の山にはアクセス道路があり、山麓に人の手が入っていることが衛星写真から確認できる。それは建設中の寺か、採石場のいずれかであろうと思われた。
山へと向かう枝道は、村の中の道よりもさらにほこりっぽい。自分が走る後ろには砂煙が舞い上がり、いつまでもかすんでいる。
路面も荒れており、ルート取りを誤るとワダチに嵌まってハンドルを取られる。見た目よりは走りにくい道だ。
小山へと到着。
カレン州のめぼしい山のてっぺんにはパゴダがあるが、この山の頂上にはパゴダらしきものは見えない。
山麓も崖が削られているが、いまのところ寺を作っている様子でもない。
やはり採石場なのか。それとも寺の建設のごく初期の段階なのか。
寺の建設地であっても採石場にしか見えないケースもあるので、100%採石場だとは言い切れない。だが現時点では「まだ寺がない山」と表現しておくのが適当だろう。今後も経過の観察が必要かもしれない。
ほこりっぽい枝道を戻る。
道の先に見える山脈にはパゴダが点々とある。もう少し近くまで行ってみよう。
(2016年12月18日訪問)