次の目的地へ向かう途中、とりとめもない裏道を走っていたら、火の見櫓が見えた。
2本柱のあいだに鉄筋を通した梯子状の構造で、安定のためか3本目の添え柱が取付けてある。木造の火の見櫓は希少で、見たら必ず写真を撮っておくべき物件だ。
私が一番すきなのは、木造1本柱の火の見櫓で、魚の骨みたいに左右に横木が突き出たもの。百足梯子といわれる構造のものだ。
次がこのような2本柱、梯子構造のもの。もし横木までが木製であればさらによい。なお添え柱は荷重を支えていないので柱とは数えず、この例は2本柱と見なす。
3本柱の木造の火の見も存在する。つまり平面が三角形になっているタイプ。木造ではここまでを見たことがある。
もし4本柱の木造の火の見櫓があるのならぜひ見てみたいものだ。
(2005年05月04日訪問)