マハテディバタン僧院からまだ道は登っている。右側に別な山門があるが、すぐにパゴダらしきものも見えないので、とりあえずパス。
(あとで衛星写真を見たら、この先にけっこう大きなパゴダがあった。不覚なり!)
尾根道をずんずん登っていく。
またパゴダの入口があった。
でも階段が途中からなくなって、荒れたケモノ道みたいになっているので、とりあえずパス。
(あとで衛星写真を見たら、ここは登らなくて正解だった。たぶん尾根の登山道で、何もなさそう。)
道はかなりの斜度だが、コンクリ舗装がきれいなので走りやすい。
少し見晴らしのあるところに出た。
道ばたにパゴダがあったが、これは帰路で立ち寄ることにして先に進む。
左側に僧院があるが、これもパスしてとにかく道を進もう。
小さな鞍部に到着して道は平坦になった。
建物が点在している。僧院みたいだ。
でも、建物がいくつもあるわりに人がいないのだよね。この僧院に限ったことではないが。
まだ工事中でレンガが積んだままだ。
この先で道は終わって、僧房で行き止まりになっていた。この道で登れる、一番標高が高い場所は僧院の敷地になっていたのだ。
ここからさらに山の尾根に登る登山路はあるようだが、もはやハイキングコースであって、寺はなさそう。
手前はパイナップルの畑かな。
この僧院の敷地に少し小高い場所があり、パゴダが建っている。
登ってみよう。
名前は「スッドンピェパゴダ」。
よくある名前で「祈りのパゴダ」というような意味。
パゴダは基礎の平面が六角形、基壇の平面が八角形という変則的な造り。基礎の6面に仏陀がいる。
パゴダ自体はシュエダゴンパゴダの型式の簡素化されたタイプ。
パゴダの周りにはお坊さんの住居っぽいものがある。
水垢離場もあった。お坊さんの袈裟が干してあるから、誰かが住んでいるのだろう。
暑季で山頂というのにきれいな水が満たされていた。山水があるのだろう。
お坊さんが出てきたので挨拶をしたら、住居に招き入れてくれた。
パゴダから見た裏側がバルコニーになっていた。ここは住居の中を通らせてもらわないと行くことができない空間。
ここからはパアン方向が一望できる。丘や森ばかりであまり見るべきものもないのだけれど。
20kmくらい先まで見えているだろうか。
とりあえず、山岳パゴダに登る道1本を突き当たりまで極めた。ここからモーラミャイン・ムドン方面に延びる山脈にはこんな感じの山岳パゴダが無数にある。中にはあきらかに観光向きの寺やパゴダがあることもわかっている。
だが、そのすべてをこんな風に極めていくことは、私がミャンマーで使える時間では到底不可能なのだ。とりあえず道1本分だけで終わりにして、これまで通り平地の寺々巡りに戻ろう。
(2019年03月27日訪問)