さて、これからきょうの後半戦。タトン空港の北東部の寺町巡りがはじまる。このエリアには2015年に少しだけ立ち入ったことがあるが、時間不足、体力不足で見逃した寺が多い。
この寺町へ行くにはタトン空港の東側の道路を通らなければならない。
空港には柵などないため、ここが空港の外なのか、それとも滑走路の一部なのかはっきりしない。
あと、空港の写真を撮っていいのかもわからないので、あまりおおっぴらにカメラをかざすのは避けておこう。
これは空港の待合所か。
滑走路付近にある唯一の建物である。
空港の敷地には自然発生的に踏み分け道ができていて、柵もないことから自由に横断できる。
これが南北に伸びるメインの滑走路。
小石などが散らばっていて、離着陸できる飛行機の種類は限られるだろう。
ヘリポートがいくつかあるので、政府要人などがタトンを視察するときなどに利用する程度ではないか。
当然、定期便などはない。
ミャンマーにビジネスで進出しようとしている会社が地方を視察するのに「地図をみるとタトンには空港もあるし、時間が惜しいから日本から1泊2日で視察しよう、さっそく飛行機のキップおさえてくれない?」みたいな調子だと何もわからずに終わることになる。そういう国じゃないのだ。時間の流れもインフラも。
空港のへりの道を北上すると僧院の門が見えてくる。
かなり大きな僧院みたいだが、参詣できる部分が少なそうなのでスルーすることにした。
きょうはここまで17ヶ寺を紹介しており、実はかなり体力的に参ってきていたのだ。しかもこんなさわやかな風景だけれど、気温は40度近く半端な暑さではない。
ここからは参詣要素の少ない僧院には入らないようにしないと・・・。
空港の外周を通って、寺町へ向かう。
カレン州駐在歴が長いSさんによると、この空港は戦中に日本軍が作ったものだとのこと。
(2019年03月27日訪問)