コッベン町の時計塔は、僧院の敷地に建っている。きょうはもうあまり時間がないので、最後にこの僧院に立ち寄っていこう。
入口は時計塔の右側、山門の奥は薄暗い回廊が続いている。
時計塔の右側には層塔型のお堂。たぶん仏殿だろう。
もしかしたら大仏殿かも。
薄暗い回廊を進み、
左手に折れると、講堂のような建物がある。
まず、あの建物を見てみよう。
講堂の入口は柵があり、入れそうにない。
写真撮りたいな~と思いながらモジモジしていたら、寺男らしき人が寄ってきて、柵を開けてくれた。
内部は2階まで吹き抜けの広い空間。
立派な講堂だ。
続いて仏殿へ。
こっちも寺男がついてきて扉を開けてくれた。
内部は2重の構造になっている。
つまりは、この外廊下の部分は日本の仏殿でいうと
仏殿の内部は意外にこぢんまりとした仏像が並んでいた。
面白いのがこの須弥壇の脚。
いわゆる猫足が付いている。
仏殿の外側に広場のような場所があり、パゴダなどが並んでいる。
寺男が一緒なので、成り行きで裸足になってしまい、熱くてあまり歩き回れない。本来はこのへんはサンダル履きでもいいのだけれど。
パゴダは基壇が円形。
全体の各層の平面が円形になっているパゴダだ。
この僧院で一番気になったのがこの螺旋塔。
寺男に登りたい旨伝えたが、断わられてしまった。う~ん、残念、登りたかった。
といっても、こういう外周にある片持ちの螺旋階段ってすっごく怖いんだよね。
この僧院はかなり広く、寺男が「あっちの講堂も見るか」みたいに案内してくれそうになったが、もう時間切れ。
残念だけど僧院の奥のほうは見られなかった。
さらばコッベン町。また来れるといいな。
きょうは途中でデジカメが壊れ、なんとか復活させようとして小一時間を失い、その後ズーム機能がない iPhone で撮影したため写真1枚1枚の構図決めにものすごく時間がかかってしまった。
本来ならフンメ山の南に見えたお寺も行けそうだったが、タイムオーバーである。
今回のミャンマー滞在では、行ける範囲の洞窟寺院候補をすべて確認し、洞窟寺院との戦いに終止符を打つつもりだった。だが、土壇場で気になるチェックポイントを残す結果になってしまった。
取り残しは残念だが、次回のカレン州訪問の際の楽しみが残ったと考えることにしよう。次回の訪問は雨季になるはずだ。
(2019年03月27日訪問)