ラングィドゥパゴダ

ナブー村の村外れにある小さなパゴダ。

(ミャンマーカレン州コーカレイ)

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ボゥタァルゥ山から下山し、ドゥラン街道を少し進んだところに目立つ三差路がありそこにKNUのセキュリティーゲートがあった。

一応そしらぬ顔をして通過して問題もなかったけれど、どうもねぇ・・・

道ばたにキロポストを発見。「64km」って書いてある。ドゥラン街道をそれほどの距離は走っていない。あとで調べてみたらこのキロポストはさっきの三差路で合流したピタカ街道の起点からの距離だった。

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この道、つまりピタカ街道は次のナブー村へと通じている。

正面に見えるのは(仮称)ナブー山。事前の衛星写真のチェックでは、取り付く道がなさそうなので洞窟の探索はしないつもり。

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ナブー村に着いた。

この村の名前はカレン族にとっては、KNUのリーダーにしてカレン独立国初代大統領ソーバウージーが、1950年ビルマ政府軍に襲撃され殺害された場所として記憶されている。

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少しだけ村の中を見てみようか。

村の中心街の商店が並ぶ付近。

舗装されている面は狭いが、路面はかなり広く取られている。とりあえず、茶店に入りサトウキビジュースを飲んでひと休み。

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村外れまで行ってみた。

ナブー村は街道に沿って続いているが、その両端に政府軍のキャンプがあり町を挟むように配置されている。KNUの力が強い地域とはいえ、中央政府もプレッシャーをかけているのだろう。あるいは、ドーナ山脈の山岳地帯で活動するKNU/KNLAに睨みを利かせるための、ここが最前線なのか。

そのキャンプの前に小さなパゴダがあった。

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本当にプリミティブなパゴダで、お坊さんもいない。

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パゴダは外周がライムグリーンの塀で囲まれていて、パゴダ拝殿が1棟だけあった。

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パゴダ拝殿の内部。

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パゴダの基壇はタイルが敷いてなくてコンクリ打ちっぱなしなので裸足では熱くて歩けない。

誠に申し訳ないのだが、サンダル履きのまま入らせてもらった。

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八曜日の跪拝ポイントにだけ最小限のタイルが敷いてあった。

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対になるタコンタイには、タコンという飾りが下がっていた。

(2019年03月10日訪問)

D24 地球の歩き方 ミャンマー(ビルマ) 2020~2021 (地球の歩き方D アジア)

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地球の歩き方編集室 (編集)

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