ナゥンタバン僧院

船の形をした講堂がある。

(ミャンマーカレン州コーカレイ)

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ピタカ街道をゆく。洞窟探査のための山へアクセスできそうな枝道の入口まで来た。

そこには僧院があった。名前はナゥンタバン僧院。

ここはその北門。山への枝道は狭くてわかりにくいがこの北門が目印となる。この門の前を西へ入ればよい。

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でも、その前にせっかくなのでこの僧院を見ていくか。

ここは東門で、ピタカ街道に面している。その東門はパゴダ拝殿へ直結している。

なので、この東門から入らせてもらおうか。

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パゴダ拝殿の内部。

過去七仏堂になっている。

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パゴダは基壇が部屋になっている。

というか、建物の陸屋根の上にパゴダが載っていると言ってもいいかもしれない。

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パゴダの全景。

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対になるタコンタイ(石柱)は太くて力強い造形。

原形となるアショカ王の石柱もこんな感じで太いので、むしろ本来の太さともいえる。

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境内に入っていこう。

これは得度堂。

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講堂かな。

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講堂を後から。

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こちらは僧房か。

船の形をしている。

船の形をした僧房はこれまでもいくつか見てきた。わりと普遍的なものみたいだ。

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僧房っぽい建物はほかにもいくつかある。

何度か増築を繰り返している僧院なのだろう。

奥に見えるのは食堂か。

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これは南門。

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これは西門。

この寺には東西南北にそれぞれ門があることになる。

釈迦が王城の東西南北の門から人間の人生を観察し、出家を決意したエピソード「四門出遊(しもんしゅつゆう)」を体現するものなのだろう。

(2019年03月10日訪問)

ミャンマー憧憬: 祈り篤き人々の素顔 (アジア民俗写真叢書 14)

単行本 – 1995/7/1
加藤 敬 (著), ドウ キン イー (著)

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