サッカー青年たちに教えられた洞窟を探しに行く。
言葉は通じないので、おおまかな場所しかわからないが、あまり遠くではなさそうな話しぶりだった。
セメント工場の施設内の道路を行ったり来たり。看板などは見当たらない。
可能性がありそうだったのが、この茶堂のある場所だ。
ここから山のほうへ通じる細い道があるのだ。
まぁ道と言っても、ヤブの中へ続くケモノ道みたいなものなのだが。
ジャングルの中を進むと水路があり、頼りない木造の橋が架かっていた。
椰子の木の樹皮のあたりを薄く削いだような板で出来ていて、1本に体重をかけたら折れそう。いや間違いなく折れる。
水路は水が涸れているとはいえ、深さは1.5mくらいはあり、簡単には降りられない。
しかたないので、なるべく2本以上の板を踏むようにして体重を分散させ、一気に渡り切った。
そこからもヤブを抜けていくと、、、
ありました!洞窟。
内部には瞑想所が作られていたが、お坊さんは常駐していない。
奥はあまり深くなさそう。
中の気温は高くムッとしている。奥が深ければもう少し空気が流れていると思うのだ。
10mくらい入ったところ。
上に続く細い支洞があるが、行き止まり。
下のほうには水が流れたような跡があり、まだ奥がある。こちらが本洞なのだろう。
ただこちらも10mくらいで細くなって行き止まりになっていた。鍾乳洞というよりも海食洞みたいな雰囲気だ。
二次生成物はそこそこある。
小さな鍾乳洞だったが教えてもらわなければ絶対に発見できなかっただろう。
サッカー青年に感謝しなくてはなるまい。
この瞑想窟から見上げた崖には、他にもいくつか穴のようなものが見える。
(2019年03月16日訪問)