尾境の沈下橋から更に上流へ。
先行谷は終り、空が広くなる。
上流へ向かっているのに、景色は逆なので感覚がおかしくなる。抜水橋の「尾境橋」を渡ったところに尾境集落がある。住居は10戸強。
現在は抜水橋から集落へ入れるが、それ以前は国道から集落へ入るのに沈下橋を通らなければならなかった。
国道から、旧道の沈下橋が見えた。
橋のすぐ上流には取水堰がある。
尾境集落の田んぼへ水を入れる用水の取水口だと思われる。
魚道はなくなだらかな法面を水が下っている。
これだとほぼすべての魚が遡上できるだろう。
冬の西日にススキの穂が輝いていた。
沈下橋は周囲の田んぼより低くなっているが、水面からは1.5mくらいはありそう。
欄干がないから、雨の夜などに通るには怖かっただろう。
(2006年12月23日訪問)