2023年になって改めて諏訪堰を訪れてみたら、堰の撤去工事のための迂回水路の工事が進んでいた。
その工事の影響で諏訪堰から取水している大串用水は取水が完全に止まっている。
諏訪堰の東側には諏訪沼という沼があり、これからその沼を紹介する。
市野川左岸堤防に接する沼なので、一見するとこれまで紹介してきた
でもたぶんこれは押堀ではない。
どちらかといえば河跡湖。
明治初期の地図に諏訪沼をレモン色で加筆した。明治時代には諏訪沼は存在していなかった。その代わり市野川の蛇行から飛び出た盲腸様の水域が描かれている。これは船溜まりか貯木場だったのではないか。
江戸時代の市野川左岸は「
その後、市野川を直線化したときに船溜まり(か貯木場)が本流から分離され河跡湖となり、諏訪堰付近の堤防決壊時を想定した調整池として残されたのではないだろうか。
現在は市野川左岸には高い連続堤防ができて、調整池としての機能も不明瞭になっているのではないかと思う。
諏訪沼の北側は直線的に護岸された低い堤防になっている。その堤防の中間に沼の水の吐き口がある。
沼に流入する川はないようだ。沼の水源は天水と伏流水のみだろう。(あるいは、吐き口側の水路が増水すると、沼に逆流するのか?)
沼の北側の堤防、沼の吐き口付近。
堤防は蛇籠で補強されている。
諏訪沼に容易に近づけるのはこの北側の堤防上だけだ。
沼の南東側にもわずかに水辺に近づける場所があるが、軽い藪漕ぎが必要。
釣り台なども見当たらないので、魚影が薄いのか、あるいは貯水池のため釣り禁止なのかもしれない。
あまり人がこないのか、私が岸に立ったら水鳥が驚いて飛び立っていった。
(2023年02月18日訪問)
