新潟県から山形県へ抜ける国道を走っていて、ふと眼下に見える小さな集落が気になった。わき道に車を入れて約5分ほど集落の中を走ると、そこに吉祥清水があった。
もちろんガイドブックやインターネットでも調べたが該当する情報は見つからななかった。吉祥清水はかなりマイナーなスポットなのだろう。
湧水はかなりの勢いで自噴しており、水場にはひしゃくとコップが置かれていた。さっそく冷たい水でのどを潤す。ビール瓶が置かれていたので、だれかがビールを冷やすつもりなのだろう。
集落は水は豊かで棚田が印象に残った。
ペットボトルにも水を汲んで次への目的地へと向かうことにした。
途中、村内を一巡りしていたら、サルの家族が道路を横断していた。慌てて車を停め、すぐに写真を撮ったら、最後の1匹だけが写っていた。
ときたま野生動物に出くわすときがあるが、一瞬のことでなかなか写真に納めることはできない。このとき使っていたデジカメは起動時間が短く固定焦点だったので偶然姿をとらえることができたといえる。
(1999年08月23日訪問)