玉川寺(ぎょくせんじ)は、手向集落から山を下って平地に出たところにある。出羽三山神社に参詣した観光客がなんとなく立ち寄ってしまいそうなロケーションだ。かく言う私も最初は予定していなかったのだが、道々の看板につられてつい何となく立ち寄ってしまった。
山門を過ぎると杉木立が続いており、落ち着いた禅寺の風情を感じさせる。
本堂。
境内には他に、庫裏、観音堂、開山堂、位牌堂。
この寺の最大の見物は、本堂の裏にある蓬莱山型の回遊式庭園。庫裏で拝観料を払うと、濡れ縁からのんびりと庭を眺めることができる。
この日は観光客は私一人で、見事な名園を独り占め状態。ついつい時間が経つのも忘れてしまい、このあとの行程に支障を来してしまったのだった。
(1999年08月25日訪問)