
五重塔をあとにして、出羽三山神社の本殿のある山上へ車で移動。
出羽三山神社の本殿は、茅葺きの巨大な権現造の社殿だ。写真からではスケール感がつかみにくいが、とにかく巨大な建築だ。権現造としては日本最大の建築。
内部は3つに仕切られており、左側から湯殿山、月山、羽黒山という順番に祀られている。つまりこの社殿で3つの神社にお参りすることができるのだ。

境内の摂社。宝形造の美しい建築だ。
でも、あまりお参りしている人はいない。

境内の歴史資料館の前に作られていた接待小屋の復元。かつて出羽三山詣での信者をもてなすために、山中に作られたという「茶堂」のようなもてなし所だそうだ。山で手に入る材料で作られており、かつての山の暮らしを知るうえでもとても興味深いものだった。
(1999年08月25日訪問)