大石神ピラミッド

竹内文書研究家によりピラミッドと断定された。

(青森県新郷村戸来)

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新郷村のもう一つの観光の目玉、それが大石神ピラミッドだ。

ピラミッドといっても、山の中に巨大な岩があるだけというだけのものだ。有り体に言えば、巨石信仰とか祭祀遺跡といったジャンルの物件だ。

そんなのならウチの村にもある、という村はたくさんあるだろう。だが、この新郷村のピラミッドは、キリストの墓と同じように竹内調査隊に御墨付きをもらった特別な物件なのである。

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立て看板の文書は、少し電波入ってるので、よく言っている意味がわからないのだが、たぶんこういうことである。

竹内巨麿がキリストの墓を発見した翌日、(竹内氏に同行していた?)鳥谷幡山という人がこのピラミッドを発見した。「竹内文書」では世界各国のピラミッドの起源は日本にあったとされていて、これがそのひとつだというのだ。後に「竹内文書」研究家にして日本ピラミッド研究の大家・酒井勝軍もこの巨石群を調査し、石の割れ目が正しく東西南北を指していることを確認したという。

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なにしろ前日にキリストの墓を発見したばかりの集団である。興奮状態の調査隊の姿が目に浮かぶようだ‥‥。

また大石神ピラミッドからさらに600mほど林道を進んだ所に上大石神ピラミッドというのがあるというので行ってみた。

林道から急斜面を200mほど登ると、山頂にやはり巨石が見えてくる。

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登りはかなりきついので見学するなら覚悟をしたほうがいい。

登り切って岩の上に立つと、あたりを眼下に一望でき、とても眺めが良い。

ピラミッドというのはいかにもまゆつばだが、古代の祭祀遺跡というのは信憑性があるんじゃないかと思う。

岩の上にたたずんで風に吹かれているうちに汗も引いてきた。すでに日も落ちて、森の中は闇に包まれつつある。

この日はこれでおしまいだ。このあと隣の倉石村で温泉に入って八戸市へと向かうことにした。本来であれば八戸は三陸縦断の出発点であって、ここまでの観光は寄り道のようなものである。

八戸市に到着したのは夜の8時をまわっていた。不案内な土地だったが、ビジネスホテルなどがありそうな町だったので一安心。市内を流してJR陸奥湊駅界隈で食事ができる場所を発見。居酒屋で地の魚介類を腹いっぱい食べて郊外の安宿に投宿した。

(2000年10月04日訪問)

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