国道45号線を走っていると、海岸線に面したところに大きな鳥居が目に入ってくる。
岡谷稲荷の表参道だ。細い参道だがここを2kmほど登ったところに神社はある。
こちらは裏参道側からの入口。
裏参道にも大鳥居がある。
神社の周囲には集落もあり、茅葺きの古い民家が見られる。
岡谷稲荷神社は、三陸地方有数の古社で、商業、工業、農業、漁業の神様だそうである。普段はさびれているが、例祭のときには各地から大勢の参拝客が集まるという。
参道の両側には錨が奉納されている。漁業関係者の信仰の証だ。
境内は、拝殿、本殿、水盤舎、信徒集会所、護符売り場。
信徒集会所はひと気のない神社には不釣り合いなほど広い建物だ。例祭のときにはこの建物が人でいっぱいになるのだろうか。
少し離れたところに、社務所がある。神社の外にあるので、社家といったほうがいいかもしれない。
大きな枝垂れ桜の下に黒塗りの棟門があって、ちょっと角館みたいな風情があった。
(2000年10月05日訪問)