道端にあった蛇口で水を汲んで車に戻る。そのときふと崖の下を見てみると‥‥。
ムムッ、怪しい建物が!
近くの橋を渡って、反対側から見てみる。
距離が離れていてどうもよくわからないのだが、コンクリートに油がしみ込んだ跡が2つ。
どうも水車小屋に見える。それともあまりにも水車小屋が見たいと思い続けているせいで見えてきた幻覚か‥‥?
上写真の拡大。
手前のコンクリート部分は明らかに水路だ。遠いのでよく構造はわからないが、2連水車、もしくは1つの水輪の動力を2軸に分ける方式だったか。
水路の高さからして下掛け水車だと思うが、下掛けの場合は水輪は大きめに造る必要がある。この空間に大きめの下掛けの水輪2つが設置できるのだろうか。
水路を下流からみた様子。
水車があったと思われる位置には水路に3mくらいの落差がつけられている。
小屋は堀口商店というお店の倉庫の続きになっていて、中を伺い知ることはできなかった。
ただし水車だとすれば、内部の保存状況は良好そうである。
橋の反対側にはイカした崖屋があった。
下仁田~臼田町のあいだは崖屋が多い地域だ。
後日の聞き込みによれば、やはりこの物件は水車だったようだ。
(2002年05月03日訪問)