北上市の南東のはずれ、江刺市との境界にある縄文の住居跡の遺跡。
現在は公園になっている。
それにしても、史跡公園ってどこもこんなゴルフ場みたいな景観になっているが、実際の縄文のムラの風景はどんなだったのだろうか。きっと樹が茂っていただろうし、小さな畑があったりして、意外に見慣れた風景だったのではないかという気もするが‥‥。
ムラは高台にあり、北上盆地を見渡すことが出来る。縄文時代のように人が少なかったころはどこにでも住めたと思うのだが、わざわざ水の確保が難しい高台に住んでいる例が多い。
単に外敵の接近を早めに知るというだけでなく、やはり高台から周囲を見下ろして暮らすのは気持ちがいいという至極当たり前の動機がそこにはあったのではないか。
ムラの下は河岸段丘の上部になっていて、現在は土地改良された広々とした水田になっている。
遺跡内にはストーンサークルがある。
ストーンサークル近影。
(2001年08月12日訪問)