日蓮宗雲山寺。正直に書くが、次に向かう予定だった善應寺に行こうとして間違って入ってしまった寺である。寺の参道の入り口には石門があったり、遠目に境内の杜が見えたりするのでそれとわかる場合が多い。ところが善應寺の参道入り口は普通の交差点で、そのちょっと先にこの寺の入り口がみえたためについ引き込まれてしまったのだ。
ずいぶん失礼な訪問のしかたになってしまったが、私は入ってしまった以上は極力参拝することにしている。寺との巡り合わせはまさに一期一会。一度門前を通り過ごした普通の寺に、一生のうちでもう一度参詣する機会はまずないのだ。
特に感想もない寺ではあるが、今の程度の情報化社会では、仙台宮城野区にある小さな寺についてのリアルな情報を検索できるサイトは存在しないので、記録を残しておくことには意味があろう。
寺は丘の上に建っている。境内には、本堂(最上段写真)、本堂の左側に書院(上写真)、本堂の前には水盤舎。本堂の左には玄関と庫裏。
墓地には僧形の銅像が立っていた。日蓮上人であろうか。
(2001年09月24日訪問)