前芝の灯明台

再建された江戸時代の灯台。

(愛知県豊橋市前芝町青木)

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旅の3日目。前の日は早く寝たのだが頭が冴えない。旅先の朝はいつもこんな感じだ‥‥。

最初に向かったのは豊川の河口。左写真の奥が三河湾だ。河口にかかる豊川橋が遠くに見えている。東海・中京方面はどういうわけか有料のバイパスや橋が多いのだが、この豊川橋は距離も短く料金も高いので印象がよくない橋だ。高いから通行量が少ない、通行量が少ないからいつまでも償還しないという悪循環になっているように思える。タダなら通るクルマはたくさんいるだろうに‥‥。

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そんな豊川の河口近くに江戸時代の灯台の跡がある。

現在の灯明台は1966年の再建ということだが、基礎の石垣が異様に新しく見えるし、袴腰部分の下見板も40年近い風雪を経たようには見えない。定期的に張り替えているのだろうか。

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説明によれば、1669年(寛文9)に造営され、明治40年まで使われたとのこと。西浦や渥美半島からも見えたという。

現在は道路の脇に建っているが、もともとの場所がここだったのかどうかは説明がなかった。

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近くにあった前芝の船だまり。昔ながらの漁村の面影が残っている。

(2001年10月08日訪問)