竹原町並み保存地区

映画『時をかける少女』のロケ地として有名(?)な町

(広島県竹原市本町3丁目)

竹原市内の民宿に宿泊し、午前中は民宿の駐車場に車を置いて町並み見学をするつもりだ。朝、町並み保存地区へ出かけてみると、まだ観光客はおらず、人通りも少なかった。そこで宿へとって返し、車で保存地区を走り廻ることにした。町並みを動画撮影するためである。

町並みを紹介する方法として、いままでQuickTimeVRを使ってきたが、これからはそれに加えて、可能であれば町並み全体を動画で紹介したい。

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竹原市の町並みは、左地図の山並みに沿った道筋になる。そのメインストリート全体と、雰囲気のよい路地2本を紹介する。古い建物がどの程度の密度で残っているかがわかると思う。

  1. (1) メインストリート動画
  2. (2) 路地動画
  3. (3) 路地動画
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町並みの東の端にある曲がりくねった路地。

建物は二階建てが多い。突き当たりのように二階が高く、採光のよい建物は明治以降のものだろう。

パノラマ写真

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やはり町並みの東の地蔵堂付近の様子。

主要な町並み部分は舗装が石畳になっている。

あまり観光客が多くなく、静かに散策できる。

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町並みのメインストリート。正面に見えるRC建築が景観を乱している。

私はやたらに修景した映画のセットのような町並みはあまり評価していない。だが、この町並みようように映画セット的な世界を目指している中に、RCのビルがあるのは、やはりいただけないと思う。

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メインストリートの中間点付近の風景。

所々近代建築を含んでいるが、まずまず古い民家が多い。

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メインストリートの西の突き当たりには辻堂がある。

この堂のあたりは、映画『時をかける少女』で出ていたのを思い出す。私の世代には、当時『時かけ』にも原田知世に入れ込んでいた人がけっこういたが、私はあの映画はダメだった。

何度か観たが、気がつけば寝てしまっている。

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途中で土砂降りの雨になり、甘味処で雨宿りをした。普段の私なら、傘を差しながら観光を続けるのだが、昨日の疲れもあったので今日はすこしスローペース。

虫籠窓と袖卯建(そでうだつ)のある商家。

二階の窓の高欄が洋風でしゃれている。

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雨が止んでから路地を散策した。

路地(2)の風景。

パノラマ写真(ちょっと失敗ぎみ)

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路地(3)の風景。

以上が町並みの全体像だ。個々のスポットについては、次のページ以降で紹介していこう。

(2002年08月28日訪問)

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